目下起草作業が進められている「新エネルギー産業振興発展計画」草案において、埋蔵深度2,000m以下の炭層ガスにも、原子力発電、風力発電や太陽エネルギーと同様に、新エネルギーとしての優遇措置が適用される見通しである。

　同草案において、山西省泌水盆地南部とオルドス盆地に炭層ガス産業基地を建設することや、陽泉、龍煤、盤江、水城、撫順など、炭層ガスの回収利用を行う大型鉱区15ヶ所、炭層ガス長距離パイプライン5本の計画も確定され、財政・租税上の支援が拡大される。泌水盆地とオルドス盆地の2大基地建設計画はこれまで表面化していたが、15ヶ所の大型鉱区は今回初めて浮上した。

　また、草案の中で、炭層ガス利用量を2011年に80億m3、2020年には240億m3に拡大することも明確にされている。

　（東方網 11月12日）