今回の米国オバマ大統領訪中に際して重要な活動の１つは、米中クリーン・エネルギー円卓会議であった。16日、中国国家能源局と米国エネルギー省、商務省の共催により、両国の政府、企業、専門家がクリーン・エネルギー分野における協力について協議した。

　国家能源局の劉●副局長は、世界最大のエネルギー生産国であり消費国である米中両国は共通の課題に直面しており、両国がエネルギー分野における協力を強化することは当面のエネルギー問題解決の突破口になる指摘した。また、劉●副局長は、米中エネルギー協力において、現実問題の解決に力を注ぎ、特に新エネルギー開発におけるボトルネックの打開に精力を集中すべきとし、風力エネルギーの断続性や不確実性、新エネルギー発電と在来型発電の技術、管理の融合、風力発電の系統連系、スマートグリッドの技術協力、クリーン・コール技術の開発と応用、ハイブリッド車市場の育成、新エネルギー開発を促進する政策システムの研究などの面でさらなる協力を展開すべきとした。

　一方、米国のゲーリー・ロック商務長官は、米中は世界でも最も活力と創造力を有する経済体であり、ソーラー、風力、バイオマスエネルギーや再生可能エネルギーなどクリーン・エネルギー技術を生み出す力があるとし、クリーン・エネルギー技術は両国経済の持続的な成長を推進し気候変動に対応する道であるとした。また、米国のスティーブン・チュー・エネルギー長官は、両国のエネルギー研究機関、特にエネルギー企業の緊密な協力によってクリーン・エネルギー技術とその応用を最も速やかに進めれば、両国はエネルギーと気候変動の面で目標を達成できると表明した。

　（中国証券報 11月17日）

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