連日来の大雪のため、華北地区、両湖（湖北・湖南省）、西北地区や華東地区の天然ガス使用量が急増し、天然ガス需給ギャップが著しく拡大している。

　中国石油天然ガス集団(CNPC)によると、11月1〜16日の華北地区における天然ガス1日平均使用量は前年同期比56％増加し、湖北・湖南地区も22％増加した。現在、華北、両湖、西北、華東の4大天然ガス供給エリアのパイプライン網の連系運転が行われているが、華北地区の天然ガス使用量の大幅な増加によってパイプライン網全体の運転は大きな困難に直面しており、他のエリアのガス使用にも影響が広がっている。

　CNPCは上流の天然ガス生産供給を増やすとともに、パイプラインをフル運転させ、1日平均輸送量をすでに最大設計輸送量にまで引き上げている。CNPCはさらに、工業用、発電用のガスを適度に圧縮することで、北京など重点地区の天然ガス供給と民生用ガスの供給を優先的に確保している。

　（中国新聞網 11月19日）