張国宝国家能源局長は27日、全国能源工作会議において、2010年は天然ガスタンクの建設、配置を加速し、天然ガス使用のピークの冬季においてピーク調整能力を増強すると述べた。

　中国の今年1〜11月の天然ガス生産量は前年同期比8％増加し、消費量は11％増加した。一次エネルギーに占める天然ガスの比率は昨年よりも0.18ポイント高い3.95％になった。しかし、天然ガス消費は絶えず拡大しているが、備蓄とピーク調整能力が全く追いついていない。

　張国宝国家能源局長は、2010年は天然ガスの開発利用を加速するとし、中西部地区主力ガス田の開発、海上天然ガス開発、国外天然ガス資源の利用、珠海等のLNG事業の建設、シェールガス、炭層ガス、SNG等の非在来型天然ガス資源の開発、第2西気東輸パイプライン、川気東送パイプラインなど国内天然ガスパイプラインの建設、天然ガス消費管理の強化、民生用天然ガスの優先的保障、工業用天然ガスの急すぎる伸びの抑制などの方針に言及した。

　（中国石化新聞網 12月28日）