中国政府は2020年までの海南省の短中期計画において、将来の適当な時機に国家石油戦略備蓄基地を建設することを打ち出した。

　国務院は先頃発表した海南省に関する意見書において、南シナ海の資源開発とサービスの拠点としての海南省の戦略的位置づけを明確にし、南シナ海の石油・天然ガス、観光、漁業等の開発を強化し、また、海洋科学研究、科学の普及やサービスシステムの整備を強化して、海南省を南シナ海資源開発の物資供給、総合利用並びに製品輸送販売拠点にするとしている。

　また、国務院は、海洋経済の発展、海洋石油資源探査開発の強化や海洋石油・天然ガス資源開発利用水準の向上を進め、海南省を南シナ海石油・天然ガス資源探査開発サービス並びに加工拠点とし、適当な時機に国家石油戦略備蓄基地を建設するとともに、商業石油備蓄並びに石油製品備蓄の発展を奨励するとしている。

　（人民網 1月5日）