張国宝国家発展改革委員会副主任兼国家能源局長は17日、石油戦略備蓄第1期プロジェクトの2009年における備蓄コストは1バレル約58ドルになったと表明した。

　また、張国宝氏は、ロシア、ブラジル、ベネズエラ等と調印した合計融資額600億ドル余りに上る「石油と融資の交換」により、2008年の石油総輸入量の42％に当る年間7,500万トンの原油を確保することになったと述べた。

　中国国内の原油生産の低下傾向が続く一方、2009年の原油輸入が2億トンを超え原油対外依存度が約52％に達していることについて、張国宝氏は、金融危機による世界のエネルギー・資源需要低下のチャンスを掴んでエネルギーの「走出去（対外進出）」戦略に力を入れなければならないと表明した。

　（第一財経日報 1月18日）