中国海関総署は10日、今年1〜2月の貿易統計を発表した。1〜2月の中国の貿易総額は3,864億ドル、前年同期比44.8%の増加となった。うち輸出は2,040.8億ドル、31.4%増、輸入は1,823.2億ドル、63.6%増。貿易黒字は217.6億ドルで、50.4%の減少となった。

　2月の貿易総額は1,814.3億ドル、前年同期比45.2%増、輸出は945.2億ドル、45.7%増、輸入は869.1億ドル、44.7%増であった。金融危機前の2008年2月に比べると、今年2月の貿易総額は9%増、輸出は8.2%増、輸入は9.8%増。

　輸出品目別では、機械電気製品の輸出が急速に伸び、1〜2月の輸出額は1,190億ドル、前年同期比32.2%増になり、輸出額全体の伸び率を0.8ポイント上回り、輸出総額の58.3%を占めた。伝統的主要輸出品も比較的大きな伸びを示し、衣類は180.8億ドル、23.8%増、紡績品は101.6億ドル、39.5%増、靴類は53.1億ドル、23.6%増となった。

　主要輸入品目の輸入量はいずれも増加し、平均輸入価格は顕著な回復を示した。1〜2月の鉄鉱砂の輸入量は9,607万吨、前年同期比21%増、平均輸入価格は1トン93ドルで、16.6%上昇した。大豆の輸入量は703万トン、11.7%増、平均輸入価格は1トン462.6ドル、16.6%の上昇。また、機械電気製品の輸入額は819.7億ドル、45.8%の増加を示し、うち自動車の輸入は9.4万台、前年同期の2.1倍になった。

　（中国海関総署ウェブサイト 3月10日）