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【石油・天然ガス】

中国海洋石油、海南の埠頭建設で南シナ海西部油田の開発を加速 (10/04/28)
2010/5/5
中国【石油・天然ガス】

 中国海洋石油南シナ海西部油田海南埠頭譲渡契約の調印式が海口で執り行われた。

 中国海洋石油(CNOOC)は、海口市が管轄していた馬村港区の3.5万トン埠頭及び同港区で拡張工事中の10万トンの埠頭を譲り受けて、中国海洋石油南シナ海西部油田海南埠頭を設ける。

 同埠頭は油ガス田の生産のため、物資補給、貨物の積み下ろし、油田生産設備の検査や保守等のサービスを行うとともに、プラットホームや船舶の保守などの海上作業もサポートする。

 馬村港拡張工事第1期では2万トン級の埠頭を5ヵ所建設する。年間取扱能力は275万トン、投資額9億元超、工期3年。2007年末に着工しており、来年上半期に稼動する。

 中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd.)の楊華総裁は調印式において、同社の今年の南シナ海の生産能力は1,200万toe(石油換算トン)であるが、次は3,000万toeを目標にすると述べた。また、楊総裁によると、同社はこれまで海南において、石油化学、新エネルギー、化学肥料、風力発電、バイオマス発電など様々な分野に300億元を投資しているとのこと。

 (中新社 4月28日)