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吉林省図們市代表団はロシア沿海州のパルチザンスク市を訪問し、両都市間の協力合意文書に調印した。中国側はロシアの石炭や木材加工分野への投資を検討している。
石炭分野では、中国側はパルチザンスク市の赤字炭鉱を現代的技術によって採掘すれば、投資の回収は可能であると見ている。特に吉林省の石炭企業は指定された国内炭鉱の採掘が間もなく終了するため、新たな石炭産地としてパルチザンスク市の炭鉱に大きな関心を寄せている。沿海州での石炭事業は中国にとって利益が大きく、また不景気に苦しんでいるパルチザンスク市にとっては、資金不要で経済復興の足がかりにすることが出来る。
ロシア新聞の報道によると、中国側は、吉林省と沿海州の交通について、ハサン(ロシア・北朝鮮国境のロシア側に位置する町)から北朝鮮を通過して図們江に到る鉄道ルートを提案することになろう。吉林省は近年ロシア極東地区、特に沿海州との間で積極的に貿易を進めているが、現在ほとんどの貨物はグロデコヴォ(黒龍江省綏芬河に隣接するロシアの国境駅)を経由している。しかし、ハサンから図們江への鉄道ルートが開かれると、輸送距離はグロデコヴォ経由に比べ200〜300km短縮され、輸送の費用と時間を節減できる。特に時間の短縮は旅客列車にとって極めて重要である。沿海州の住民に風光明媚で知られる吉林省観光旅行を低料金提供することが可能になるだろう。
中国側は、新規事業の実施に当たってインフラ建設は不要であると強調し、必要なことは関連協定を締結して新しい物流ルートを開くことだけであるとしている。
(俄新網 RUSNEWS.China 10月23日)