中国国家発展改革委員会の劉鉄男副主任は、エネルギー転換効率、産業配置の高度化、参入基準の厳格化の3つの側面から、石炭化学企業の発展に対する指導を強化すると表明した。

　劉鉄男副主任によると、中国の1人当たりの石炭資源は世界平均をはるかに下回っており、石炭加工の転換効率を重視し、産業の位置づけを科学的に確立し、石炭化学工業と石油化学工業の協調的な発展を促進することが必要になる。石炭化学工業の産業政策、参入基準の制定、完備に取り組み、研究開発を強化する。

　アナリストによると、劉鉄男副主任の表明は、中国政府が大規模な石炭化学工業の発展に懸念を有しており、産業の発展方向が未だ明確でないことを示している。今後一定の間、石炭化学工業プロジェクトは実験的に小規模に進められ、企業の石炭化学プロジェクトへの衝動は引き続き抑制されることになる。

　（発展改革委員会ウェブサイト 7月20日）