国土資源部は、「東北地区オイルシェール科学研究基地」プロジェクトを始動した。国土資源部石油ガスセンターを中心に、吉林省地鉱局、吉林大学、中国石油大学が共同で、吉林省の豊かな資源を基礎に、オイルシェール科学研究基地を建設する。

　吉林省内ではすでに1,000億トン近くのオイルシェール埋蔵量が確認されており、科学研究成果を生産力につなげることが、「東北地区オイルシェール科学研究基地」プロジェクトの努力目標になる。

　同研究基地は、オイルシェールの集中の規律性や泥頁岩油ガス分布の規律性を探究し、泥頁岩油ガスの有利な鉱区を選定して、オイルシェール探査を規範化する。また、オイルシェール計測試験分析のプロセス確立や、松遼盆地東南隆起のオイルシェール生産指標を取得する。さらに、東北地区のオイルシェールガス資源のポテンシャルを確認し、オイルシェールとシェールガスの研究組織を育成して、地質研究と探査開発の成果を上げる。

　（中国国土資源報 9月14日）