オーストラリアのウッドサイド社は11月4日、同社が2007年に中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)と結んだ404億ドル相当のLNG売買協議が失効したことを明らかにした。同社は中国の石油企業と次の合意を結ぶことは当面出来ないとしている。 ウッドサイド社によると、PetroChinaとの協議書は2007年に調印され、当初の計画では2013年より西オーストラリアのBrowse事業からのLNGをPetroChinaに販売することになっており、年間販売量は最高300万トンとされていた。しかし、この合意は昨年12月31日に満期になったとのこと。オーストラリアの報道によると、合意が失効に到った原因は、最重要の条件をめぐって最終的に合意が成立しなかったため。 ウッドサイドのスポークスマンは、11月4日の声明の中で、「PetroChinaとは各自のLNGの輸出並びに輸入事業の進展状況について引き続き相互に通報することで合意した」と表明している。また、中国以外のアジア諸国とのLNG輸出交渉について、「ウッドサイドはアジア太平洋地区のLNG需要家と、Browse事業も含むオーストラリアLNG開発事業からの天然ガス供給について、引き続き交渉を進める」と述べた。 今回の問題について、中国の専門家は、今後の中国の天然ガス供給について楽観的な見方を示し、中国国内には国産天然ガス、輸入LNG、中央アジアガス、ロシア天然ガス、ミャンマー天然ガスの5大ガス源による天然ガス供給構造が形成されつつあることから、ウッドサイドとの正式契約に到らなくとも懸念するには及ばないとしている。 (天府早報 11月11日)
オーストラリアのウッドサイド社は11月4日、同社が2007年に中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)と結んだ404億ドル相当のLNG売買協議が失効したことを明らかにした。同社は中国の石油企業と次の合意を結ぶことは当面出来ないとしている。
ウッドサイド社によると、PetroChinaとの協議書は2007年に調印され、当初の計画では2013年より西オーストラリアのBrowse事業からのLNGをPetroChinaに販売することになっており、年間販売量は最高300万トンとされていた。しかし、この合意は昨年12月31日に満期になったとのこと。オーストラリアの報道によると、合意が失効に到った原因は、最重要の条件をめぐって最終的に合意が成立しなかったため。
ウッドサイドのスポークスマンは、11月4日の声明の中で、「PetroChinaとは各自のLNGの輸出並びに輸入事業の進展状況について引き続き相互に通報することで合意した」と表明している。また、中国以外のアジア諸国とのLNG輸出交渉について、「ウッドサイドはアジア太平洋地区のLNG需要家と、Browse事業も含むオーストラリアLNG開発事業からの天然ガス供給について、引き続き交渉を進める」と述べた。
今回の問題について、中国の専門家は、今後の中国の天然ガス供給について楽観的な見方を示し、中国国内には国産天然ガス、輸入LNG、中央アジアガス、ロシア天然ガス、ミャンマー天然ガスの5大ガス源による天然ガス供給構造が形成されつつあることから、ウッドサイドとの正式契約に到らなくとも懸念するには及ばないとしている。
(天府早報 11月11日)