ウォールストリートジャーナルの報道によると、ミャンマー政府筋は11月17日、中国石油化工(SINOPEC)がミャンマー中部での探査において天然ガス鉱床を発見したと表明した。埋蔵量の規模は明らかでない。

　Sinopecが石油・天然ガス探査を進めているのはマンダレーから西北140キロにあるMonyma鉱区。

　また、ミャンマー西南部では、中海油田服務有限公司がシットウェに近い浅海区で海上天然ガスの探査を進めている。同公司は中国石油天然ガス集団(CNPC)の子会社。このように中国企業はミャンマーで大規模な探査を進めているが、いずれも探査段階に止まっている。

　今回のニュースで、ミャンマーの鉱産資源開発における中国の役割が強まっていることが改めて浮き彫りになった。一方、西側諸国はミャンマーに対する経済制裁によって縛られ、座視するしかないのが現状である。

　（中国能源網 11月19日）