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中国
【新エネルギー】

ペトロチャイナの非穀物系エタノール開発が加速 (10/12/06)
2010/12/6
中国【新エネルギー】

 吉林石化研究院に燃料エタノールR&Dセンター

 12月1日、吉林石化研究院に中国石油燃料エタノール研究開発センターが発足した。エタノール燃料生産基地建設の必要に応じて、科学研究と生産を一体化した開発のための基礎を固める。

 エタノールガソリンの普及に伴い、燃料エタノールの需要は大幅に拡大しているが、国は穀物の過剰な消費を避けるため、穀物や糖を原料とする燃料エタノールの生産に対する制限措置を打ち出し、非穀物系エタノール技術に軸足を移している。中国は、農林廃棄物だけでも15億トン前後に上り、エタノール生産のポテンシャルは4億トン近くになる。

 新たな発足したセンターは、非穀物系エタノール技術の打開を図るため、国内外の技術の調査研究を進め、主な方向性について検討する。

 吉林石化乙醇燃料有限公司は廃棄穀物を原料として、年間60万トンのエタノール生産能力を有する。吉林石化はこれを基盤として、非穀物系エタノール基地の建設を加速し、先進性、実行可能性、経済性を兼ね備えた非穀物系エタノール産業の拡大を図る。

 (中国石油報 12月6日)