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【石油・天然ガス】

中露パイプライン:ロシア原油が大慶に到達 (10/12/20)
2010/12/21
中国【石油・天然ガス】

 12月19日、ロシアの原油がパイプラインによって大慶ターミナルに到着し、中露原油パイプラインの試運転がここに成功を見た。ロシアは2011年1月1日より、同パイプラインによって年間1,500万トンの原油を中国に供給することになる。契約期間は20年。

 中露原油パイプラインはロシアのESPO(東シベリア−太平洋)パイプラインのスコボロジノ分岐ステーションから中国の大慶まで全長ほぼ1,000キロ。うち中露国境の中国側の漠河から大慶ターミナルまで926km。黒龍江省と内蒙古の12の県・市を経由する。パイプラインは直径813mm、設計上の年間輸送量は1,500万トン。

 漠河−大慶ターミナル間の原油パイプラインは2009年5月18日に着工されていた。

 今回の試運転では、2010年11月1日にロシアのスコボロジノポンプステーションから25万トンの原油が中露原油パイプラインに注入され、9時間後に中国側の漠河興安ステーションに到着。漠河興安ステーションでは、9日間にわたり、原油受入、貯蔵、化学検査、計量、放出といった一連の手続きを経て、漠河−大慶パイプラインに注入された、12月12日には、第二陣の原油30万トンの輸送が開始され、12月19日、大慶ターミナルに到着した。

 現在、中露原油パイプラインは正常に稼動しており、中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の各機関は各種管理を強化して、中露原油パイプラインのフル輸送のため、万全の備えを進めている。

 (中国石油新聞中心 12月20日)