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【石油・天然ガス】

中国の天然ガス輸入がますます困難に (07/10/31)
2007/11/22
中国【石油・天然ガス】

 タイの国営石油会社PTTは、タイは今後2年、天然ガス不足に陥るとの予測を立てており、中国の天然ガス輸入もますます困難になると懸念される。

 タイの「世界日報」10月29日付報道によると、PTTは、イラン情勢の影響により、同国からの天然ガス輸入計画を6ヶ月以降に延期すると発表した。また、ミャンマーのM9油田の天然ガス探査はスタートしたばかりである。タイの天然ガス需要は今後2年、年率5%のペースで増加すると予想され、1日当たりの需要量は現在の3,300万立方フィートから4,400万立方フィートに上昇すると予想される。天然ガス供給に不足が生じることは避けられない。

 PTTはこの問題に対処するため、タイ湾の3つの鉱区の開発規模を拡大するとともに、インドネシア、中東諸国等との天然ガス買入交渉を急ぐことになる。しかし、インドネシアや中東は中国の主要な天然ガス源でもある。中国は天然ガス輸入の準備を進めているが、その大部分は未だにガス源が具体化していない。

 なお、PetroChina筋によると、同社は3件のLNGプロジェクトを推進しており、うち江蘇と大連のLNGプロジェクト第1期は2011年に稼働を開始する。江蘇LNGプロジェクトは第1期が年間350万トン、第2期が350万トン、第1期は2011年7月に稼働を開始し、大連プロジェクトは第1期が300万トン、第2期が300万トン、第1期は2011年7月に稼働を開始する。また、唐山LNGプロジェクトは第1期が350万トン、第2期が650万トンに上り、2012年3月には第1期が完成する。

 (緑港燃気資訊網 10月31日)