プラッツ社が先日発表したレポートによると、2011年1月以降、ESPOパイプライン（東シベリア−太平洋石油パイプライン）は311,643b/dのスピードで原油を輸送し、同パイプラインによって中国へ131.8万バレルの原油が送られた。このことは、ESPO原油が2009年12月にアジア市場に供給されるようになって以来、世界市場における地位がさらに上昇にしたことを示している。

　プラッツ社のGlobal Director of Market Reporting であるJorge Montepequ氏によると、ESPO原油はアジアや米国の製油所から幅広く受け入れられ、市場価値が上昇、今や地域の重要で安定的な原油供給源になった。ESPOは北アジア地区の重要な価格指標であり、そのことは、ESPO原油の比較的高い品質と十分な生産量に負うところが極めて大きい。

　（中国石化新聞網 2月28日）