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【石炭】

神華とSasolの合弁石炭液化事業に大きな進展 (11/03/08)
2011/3/10
中国【石炭】

 国家環境保護部は7日、そのウェブサイトにおいて、寧夏・SASOL石炭間接液化プロジェクトの新規建設を承認し、3月7日から11日まで公示すると表明した。よほどのことがない限り、中国神華集団と世界唯一の石炭間接液化企業SASOLとの合弁事業は、最重要プロセスである環境審査をパスするだろう。

 このプロジェクトは、神華寧夏煤業集団と南アフリカのSasol Synfuels Internationalが合弁で建設する。年産量は、軽油361.59万トン、ナフサ65.55万トン、液化石油ガス2.42万トン。総投資額は580.96億元、環境保護投資は26.86億元。

 中国の石炭液化事業は、自主開発技術と海外技術導入の2種類の方式で進められ、海外技術は、世界唯一石炭液化を実践しているSASOLとの提携になる。SASOLと神華は商談を終え、2009年12月にFSを発展改革委員会に提出した。出資比率は、神華とSASOL各50%。環境保護部の承認を得た後は、もう1つの最重要プロセスである国家発展改革委員会の承認を求めることになる。寧夏・SASOL石炭間接液化プロジェクトが最終的に完成するまで最短でも2、3年の時間が必要である。

 (上海証券報 3月8日)