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【エネルギー全般・政治経済】

中国が鉱産資源総合利用モデル基地40ヵ所の建設を始動 (11/05/16)
2011/5/20
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国土資源部と財政部は近日中に第1期40ヵ所の鉱産資源総合利用モデル基地の建設を始動する。

 モデル基地は、重点鉱物種と中核分野を中心に、エネルギー鉱産、国が急を要する大口支柱鉱産、「3希」(レアメタル・レアアース・レアファクションメタル)など重要優越鉱産に重点を置き、資源分布が相対的に集中し、ポテンシャルが大きく、総合利用の見通しが良好な鉱産資源集中区を選択する。中央政府、地方政府と企業の相互作用を発揮させ、政策支援を堅持し、資源配置、用地、財政・租税政策といった面で支援を強化する。

 40ヵ所のモデル基地は、石油・天然ガス、石炭、鉄鉱、非鉄金属、レアメタル、レアアース・貴金属、非金属、ウラン鉱の7つに区分する。

 国土資源部の張洪濤総工程師によると、鉱産資源総合利用モデル基地の建設は主に次の4つの目標を達成するためである。

 (1)全局的な意義を有する総合利用問題の解決及び資源収益と社会収益の獲得。

 (2)国内の資源供給能力の顕著な向上。

 (3)先進適用技術の普及と総合利用のスケールメリットの形成、資源開発利用の効率と水準の全体的な向上。

 (4)総合利用の標準並びに規範の形成及び資源総合利用の長期有効メカニズムの確立。

 (国土資源部ウェブサイト 5月16日)