5月30日、中国最大規模のコークス炉ガス製天然ガスプロジェクトが山西省で着工した。

　国新能源集団と山西楼東俊安公司が共同で建設する。山西省の「四気合一」戦略（炭層ガス・天然ガス・コークス炉ガス・水素ガスによる多元的なガス供給構造の構築）の一環である。総投資額4.1億元、工期2年。西南化工研究設計院が開発したコークス炉ガスメタン化技術を採用し、年間4億m3のコークス炉ガスから1.7億m3の天然ガスを合成する。

　山西国新楼俊新能源有限公司の侯立文会長によると、同プロジェクトが完成すると、コークス炉ガスのゼロエミッションを実現し、年間34万トンのCO2と1,200トンのSO2を削減する。

　生産した天然ガスはすべて国新能源の天然ガスパイプライン網に入れる。都市の生産・生活用のガス逼迫を緩和し、「ガス化山西」戦略を強力に推進する。また、高炭素エネルギーの低炭素化利用や石炭ベースエネルギーのクリーンな利用についても新たな道を切り開くものになる。

　（山西視聴網 5月31日）