ロシア「コメルサント」紙6月7日付報道によると、中国のパートナーとの紛糾を受けて、Rosneftはマガダン大陸棚及び東シベリア油田開発に日本企業の参加を要請すると決定した。日本の報道によると、複数の日本企業からなるコンソーシアムが合弁企業の株式の49％を取得する公算。地質探査を年内に開始する。

　なお、これより先、Rosneftは中国石油天然ガス(CNPC)との合弁によるボストークエナジーの枠組みでマガダンの共同開発を提案していたが、今年に入ってから、RosneftとCNPCの間に石油供給問題をめぐって紛糾が生じている。ロシア政府は福島原発事故後、日本がロシアの石油・天然ガス事業に投資することを要請し始めた。

　5月末に、Rosneftは日本の経済産業省と、ワーキングチークを設けてマガダン1、2、3号鉱区とオホーツク大陸陸棚及び東シベリア油田の資源を視察することを決定した。日本企業はあらゆるリスクを負うことに同意した。探査の全経費は日本側が負担する。双方は合弁の製油所と石油化学企業を設立することについても合意した。

　(俄新網 RUSNEWS.China 6月7日)