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中国
【原子力】

中露間の原子力分野における協力が進展 ウラン濃縮でも協力 (2007/11/08)
2007/11/8
中国【原子力】

 中露両国は11月6日、田湾原子力発電所第2期の建設協力で正式合意に達した。田湾原子力発電所は中露両国間の過去最大規模の経済協力プロジェクトである。

 第11次5ヵ年規画において中国は原子力発電の発展戦略を打ち出しており、原子力発電所建設はすでに急発展の段階に進んでいる。一方、ロシアにとって、中国で原子力発電所を建設することは、ロシアの停滞していた原子力発電建設を市場化へと転換する上で初めての大規模プロジェクトになる。田湾原子力発電所の建設によって、ロシアの国営原子力発電プラント輸出企業であるアトムストロイエクスポルト社の国際市場における地位はますます強化されよう。

 なお、中露両国は1992年に中国国内の原子力発電所建設に関する協力で合意に達し、1997年には田湾原子力発電所第1期プロジェクトの建設受注契約に調印していた。

 また、11月6日、国防科学工業委員会主任・張慶偉とロシア原子力庁長官キリエンコは、中国における遠心分離法ウラン濃縮プラントの共同建設に関する政府間の議定書と原子力の平和利用に関する中期協力議定書に調印した。また、両国の企業は遠心分離法によるウラン濃縮事業の協力に関する枠組合意文書に調印した。

 (南方都市報 11月8日)