中国国家能源局の担当者は24日、中国はIEA加盟国の戦略備蓄放出の共同措置を前向きに支持すると表明した。

　IEAは23日、欧米諸国も含む加盟国が今後1ヶ月、石油戦略備蓄を放出して、西アジアと北アフリカの情勢に起因する石油供給不足に対応すると宣言していた。

　中国側は、こうした行動に対する前向きの評価と支持を表明するとともに、石油備蓄放出が国際油価と原油市場に及ぼす影響及び効果に密接に注意するとしている。

　中国は石油生産消費大国として、国際社会とともに、エネルギーセキュリティと国際原油相場の安定維持に共同努力することになる。また、国際社会が西アジアと北アフリカの情勢安定、国際原油先物市場の監督管理の強化、金融市場秩序の維持、さらには国際石油価格の合理的な水準への回帰のために、より前向きで建設的な努力を払うよう希望するとした。

　（中国石化新聞網 6月27日）