エネルギー産業風力発電標準技術委員会は18件の重要標準を公布した。風力発電産業の発展をめぐって速度の追求からクオリティの追求へと転換される。国家能源局の劉?副局長は、中国は風力発電標準で大きく遅れを取っており、IEC標準など直接導入した外国の標準は中国の風力事情に全く適合していないと指摘する。

　これまで、標準化の遅れや検査認証システムの未整備を背景に、風力発電機のLVRT ( Low Voltage Ride- Through)能力不足によるオフグリッドやブレード材料の勝手な交換などが度々発生している。劉?副局長は、「風力発電の発展は標準化のレベルによって決まる」と指摘し、未来の風力発電産業はスピードの追求からクオリティの追求へ、設備容量の追求から発電量の追求へ、大規模集中開発から大規模開発と分散型開発の並行へ、陸上風力発電を主とする開発から陸上と海上の全面的な開発へと転換しなければならないと説く。

　風力発電産業標準化の遅れを改めるため、エネルギー産業風力発電標準技術委員会は「大型風力発電所系統連系設計規範」など18件の重要標準を公布した。これらの標準は、大型風力発電所の系統連系、海上風力発電所の建設、風力発電機のモニタリング、風力発電所の電力の品質、風力発電コア設備の製造要件など、いずれも風力発電産業の発展において急を要する技術標準である。

　（中国能源網 8月8日）