山西晋城煤業集団（晋煤集団）は豊かな炭層ガス（炭鉱ガス）資源と回収利用技術を活用して、炭鉱ガス発電産業を拡大しており、2015年には世界最大の炭鉱ガス発電所群を建設する計画である。

　晋煤集団の生産井の大多数は沁水炭田にあり、高濃度坑井が多い。沁水炭田の炭層ガス埋蔵量は全国の20％を占め、大規模開発にとって有利である。晋煤集団は90年代より低濃度炭鉱ガス発電の利用に着手してノウハウを蓄え、今や世界最大の120MW炭鉱ガス発電所を完成させており、炭鉱ガス発電設備容量は189MWに達している。

　晋煤集団は第12次５ヵ年規画期に世界最大の炭鉱ガス発電所群創出に向け努力することになる。既存の炭鉱ガス発電事業の拡充を進めるとともに、高濃度ガス井の炭鉱ガスを活用する新たな発電所を建設する。2015年には晋煤集団の炭鉱ガス発電設備容量は589MWに達する。

　（中国能源網 8月12日）