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中国
【新エネルギー】

今後5年、中国が引き続き世界の風力発電をリード (11/10/20)
2011/10/27
中国【新エネルギー】

 中国資源総合利用協会再生可能エネルギー専門委員会の李俊峰主任は10月19日、2011年北京国際風力大会において、今後5年間、中国が引き続き世界の風力発電の発展をリードすると述べた。

 李主任によると、中国の風力発電産業はこの5年間、急速な発展を実現した。また、中国資源総合利用協会再生可能エネルギー専門委員会の賀徳馨理事長によると、2010年の中国の風力発電新規設備容量は18,928MWに、累計設備容量は44,733MWに達しており、世界第1位である。今年上半期の新規風力発電設備容量はすでに600万kWを超えており、中国は今や世界最大の風力発電市場である。風力発電市場の拡大に伴い、中国の風力発電産業と風力発電技術も急成長を遂げた。技術導入や自主開発によって中国の風力発電設備開発能力は大幅に向上し、すでに完成機と部品の生産体系が形成されている。

 中国はすでに1.5〜3.0MW風力発電機の量産化を実現しており、風力発電所の主流の型式をなしている。5MW風力発電機の生産も開始され、目下6MW以上の風力発電機の研究開発が進められている。一方、風力発電の大規模開発によって系統連系問題や風力発電設備の信頼性の問題ももたらされているが、中国は大規模な科学研究を展開して大きな進展を遂げている。

 李主任は「間もなく公布される第12次5ヵ年規画において、中国政府は引き続き風力発電の大規模化に向けた発展を推進する」と述べた。

 中国の風力発電の単位当たりの投資水準や風力発電コストは下がり、一方、風力発電所の立地水準はや風力発電機の効率は向上している。また、風力発電機製造業は熾烈な競争によって最終的に合併と統廃合の時代を迎える。風力発電市場も大手開発企業へと集中し、産業全体が成熟、安定した工業化発展の軌道に徐々に乗りつつある。

 賀徳馨理事長は「新エネルギーと再生可能エネルギーの発展は中国の既定の方針だ。2015年には中国の風力発電の系統連系設備容量は1億kWに達し、2020年には1.5〜2億kWに達する」と述べた。

 (新華網 10月20日)