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中国
【新エネルギー】

小規模PVメーカーの生産が損益分岐点に接近し淘汰の可能性も (11/10/27)
2011/11/4
中国【新エネルギー】

 ここ数ヵ月間でソーラーメーカー50社余りは倒産し、3分の1の企業は半生産停止状態に陥っている。

 中国非鉄金属協会シリコン産業分科会の試算によると、現在電池チップの在庫は少なくとも10GW以上に上っている。また、solar buzzの最新統計によると、欧州市場の今年の需要は前年比20%減少する。もし国内メーカーが年初の指標通りに出荷すると、末端市場需要を4.4GW上回ると予想される。solar buzzの予想によると、生産量を有効に制御できなければ、来年末の在庫は22GWに上昇する可能性もある。

 専門家の見方では、中国の太陽光発電産業の発展において直面している大きな問題の一つは、速度を追求する余り、発展の質を軽視したことである。大多数の企業は企業規模と生産能力の拡大に軸足を置き、コア技術の研究を軽視した結果、往々にして大きいが弱いという苦境に陥っている。加えて、中国の太陽光発電企業の大部分は価格を競争手段として、生産規模を拡大し、太陽光発電モジュールの価格を下げることによって市場を開拓してきた。その結果、今年の太陽光発電市場に生産能力過剰が生じたのである。今後2〜3年、太陽光発電産業のシャッフルが始まり、太陽光発電企業の30%、とりわけ小規模メーカーは淘汰の運命に直面する。浙江省を例に取ると、太陽光発電企業205社のうち2010年9月以降に設立されたのは110社前後に上り、しかも規模は100MW以下である。

 中投顧問の新エネルギー産業研究員である沈宏文氏は、「太陽光発電産業は急速に発展し、闇雲に拡張した。多くの企業がこの産業が参入し、特に参入基準の比較的低い太陽光発電モジュール分野に集中したため、生産能力過剰がもたらされ、産業の発展は制約されている」と言う。

 (太陽光発電網 10月27日)