ロシア天然ガス大手Gazpromのアレクサンドル・メドベージェフ副会長は、中露両国は年内にロシアから中国への天然ガス供給問題について1回か2回交渉すると表明した。なお、プーチン首相は最近の訪中において、対中天然ガス供給交渉は終盤に入っていると指摘していた。

　また、メドベージェフ副会長は、ロシアが北朝鮮及び韓国とすでに基本合意文書に調印し、目下韓国側と供給の基本条件について商議していると表明した。来年1月までにこの作業を終える予定であるとのこと。2012年中には基本協議書に調印し、2017年から天然ガス供給を開始すると見込みである。また、メドベージェフ副会長は、北朝鮮石油省との協議に基づき、北朝鮮において天然ガスパイプラインの建設を進めることになるが、この面での交渉は同プロジェクトの商業方面の討議と並行して進められると指摘した。交渉に問題が発生することはあり得ないとのことである。

（中国経済網 10月27日）