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中国
【石炭】

晋煤集団の年産100万トン石炭液化循環プロジェクトが着工 (11/10/28)
2011/11/7
中国【石炭】

 山西省の晋煤集団化工局からの情報によると、同社の100万トン石炭液化プロジェクトが10月22日、山西省晋城市石炭・電力・石油・化学・輸送循環経済工業パークにおいて着工された。世界初の100万トン級石炭ベースメタノール合成油プロジェクトになり、「石炭・電力・石油・化学・輸送」の一体化循環経済建設プロジェクトでもある。

 第1期は100万トンの石炭液化プロジェクトで、総投資額は30億元に上る。晋煤集団がすでに導入と消化に成功しているエクソンモービルのMTG技術を採用し、晋城鉱区の豊かな「三高」(訳注・硫黄分、灰分、灰溶融点が高い)低品位炭を主要原料として、高規格の自動車用クリーン燃料と高品質調和剤を生産し、また副産物として、医療用や宇宙材料に利用できるテトラメチルベンゼン混合液を生産する。93億元の年間売上高と20.8億元の税込収益を見込む。

 なお、晋煤集団の石炭・電力・石油・化学・輸送循環経済工業パーク計画総投資額は428億元、400MW×2基のIGCC複合生産の年産360万トンメタノールエリア、年産200万トンのクリーン燃料製品エリア、総計164万トンに上る12ヵ所の精密化学製品エリア、60万トンの尿素及びメタノール複合生産能力拡張エリア、220万トンの石炭残灰総合利用建材エリアや物流システムを建設する。また、年産1,000万トンの付属炭鉱も建設する。これらのプロジェクトがすべて稼動すると、450億元の年間売上高と100億元の税込収益を上げることが可能になる。

(中国能源網 10月28日)