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【石油・天然ガス】

社会科学院「中国の原油輸入の伸び率に減速の可能性」 (11/12/13)
2011/12/19
中国【石油・天然ガス】

 中国社会科学院は、先日発表した《2012年中国経済情勢分析予測報告》において、2012年は原油価格が激動する一年になり、国際原油価格が70〜90ドルで推移するとした上で、中国の原油輸入の伸び率は減速するが、輸入依存度は引き続き上昇して56%前後になるとの公算を示した。

 同レポートによると、2012年の国際原油価格は、中東政治情勢、欧州債務危機、米国経済の動向及び新興国経済の発展見通しの、4つの要素によって決まる。また、経済の活発な発展と自動車需要の急成長に伴って、中国の石油需要は年々増加するが、石油生産が追いつかず、停滞すら生じている。探査において巨大な打開がない限り、このような局面が続き、原油は大量に輸入に依存することになる。但し、中国の原油輸入の伸び率はやや低下する公算である。2012年の原油輸入量は2.5億トン台であり、輸入依存度は56%前後にまで上昇する。

 (新華網 12月13日)