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【石炭】

山西省中南部の大型石炭輸送ルート建設が加速 (11/12/22)
2012/1/4
中国【石炭】

 海に出る新たな大型石炭輸送ルート、山西、河南、山東を横断する山西中南部重積載鉄道の建設が急がれている。

 山西中南部鉄道は全長1,260キロ、国家?級複線電化鉄道であり、牽引規格は1万トン及び5,000トン、年間石炭輸送能力は2億トンに達し、総投資額は約1,000億元に上る。延長距離が世界最長、輸送量も世界最大の大型石炭輸送ルートになる。政府主導、多元化投資、市場化運営のモデルに従って、鉄道部が山西省、河南省、山東省との共同出資により建設する。

 ルートは山西省呂梁市興県を起点に、呂梁山、太岳山、太行山、沂蒙旧革命根拠地を経由し、山東省の日照港まで。渤海湾を迂回するルートに比べると、陸海輸送距離を1,500キロ短縮することが出来る。

 2013年に開通すると、完成済みの太原−中衛(銀川)線、太原−焦作線、北京−広州線、北京−九龍線、北京−上海線等と連絡することになり、山西省中南地区の石炭対外輸送能力向上、港湾集散輸送システムの完備、華東・華中並びに華南地区への石炭直接輸送の強化、エネルギーセキュリティの確保など、重要な意義を備えている。

 (中国煤炭報 12月22日)