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【新エネルギー】

中国と韓国が新型バイオエタノール燃料の共同開発を計画 (2007/11/21)
2007/11/28
中国【新エネルギー】

 11月18日、韓国のLBL networksと北京理想空間科技発展有限公司の合弁による北京巴奥燃料技術有限公司が発足した。同公司はキャッサバ等のバイオマス資源を原料として、混合比85%の新型バイオエタノールを生産する。中国の関連企業や地方政府も、製品の生産や原料の栽培等の面で協力することに合意している。

 中国で広く使用されているエタノールガソリンの多くは、エタノール混合比率が10%である。混合比率を高めるには、自動車の改造が必要であり、流通過程の改造にも巨額の投資が必要になる。しかし、巴奥公司が韓国から導入する新型バイオエタノール技術は、エタノールの混合比率を、最高85%と大幅に高めることができ、しかも自動車や流通過程の改造を要しない。製品の使用においても、安定性が高く、汚染の排出が大幅に減少できる。巴奥公司はハイテク技術の応用と新品種の作物の栽培によってエタノール燃料の混合比率を高め、使用範囲を拡大するとともに、新型バイオエタノール燃料を北京から世界に波及させるリーダーとなるよう希望している。

 巴奥公司は原料確保のため、広西壮族自治区玉林市興業県と雲南省徳宏タイ族景頗自治州の人民政府と協力合意文書に調印、優良品種を導入し、現地の放置されている丘陵や傾斜地を利用して、キャッサバ等のエネルギー作物生産拠点に発展させるよう計画している。

 また、山東童海港業股フェン有限公司や青島中魯工貿有限公司と提携し、山東省に燃料混合工場とエタノール生産工場を建設する準備も進めている。

 巴奥公司はさらに、燃油販売企業やエタノール燃料指定生産企業との提携によって燃料製品の配合や基準の確立を進め、生産・流通システムを次第に形成することも希望している。

 (江蘇化工網 11月21日)