1. HOME
  2. 中国 【原子力】

中国
【原子力】

遼寧省紅沿河原子力発電所が2012年7月の発電開始を計画 (12/01/16)
2012/1/16
中国【原子力】

 注目を集めている遼寧省紅沿河原子力発電所は2012年7月に発電を開始する計画である。

 同原子力発電所は大連市瓦房店地区に立地し、東北地区唯一の原子力発電所になる。

 日本の福島原発事故以来、紅沿河原子力発電所の安全性についても関心が寄せられているが、遼寧省環境保護庁は紅沿河原子力発電所の外周に9ヵ所の放射性物質モニタリングステーションを建設した。最も遠いモニタリングスポットは大連市に置かれ、24時間フルタイムでモニタリングを行う。今年7月には紅沿河原子力発電所の1号機が稼動するが、その前に24時間モニタリングステーションがすべて稼動することになる。また、遼寧省は核廃棄物の密閉輸送を全面的に実施し、いかなる地区であれ廃棄物を一時的に留めることはせずに、西北の無人エリアへ送る。廃棄物は特殊容器に入れた上で、総合処理を施す。この容器は数十層からなり、周辺への放射を避けることが出来る。

 (瀋陽晩報 1月16日)