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【新エネルギー】

太陽光発電産業標準制定の必要性 (12/04/13)
2012/4/19
中国【新エネルギー】

 太陽光発電業界はこれまで関連業界標準の制定を呼びかけてきたが、太陽光発電の原材料や補助材料の規範や太陽電池やシステムの性能テストから発電所の建設に到るまで、標準は部分的にあるいは全く欠如している状態である。

標準問題を解決するため、政府は全国太陽エネルギー・太陽光発電エネルギーシステム標準化委員会や国家太陽エネルギー太陽光発電製品品質監督センター等を設けた。国家標準委員会も太陽光発電標準体系の研究と整備に着手し、数十本の太陽光発電国家標準を制定した。しかし、技術進歩のスピードは標準制定のスピードをはるかに上回り、産業全体の標準規範の欠如の比率は依然として極めて高い。

標準化には差し迫った必要性があるため、業界はすでに自発的な標準化作業に着手しており、ますます多くの企業の支持と参加を得ている。SEMIChinaとCPIAの共同の提唱と推進により、2011年12月、SEMI中国規範標準委員会が設立された。今年2月には第1回工作会議を開き、「単結晶シリコンチップ製品標準」の制定に着手することを承認した。また、無錫サンテックが先頭に立ってまとめた《建築一体化システム運行並びに保守規範》は住宅都市農村建設部によって正式公布され、今年5月から施行される。中国の企業が国家標準の策定に参加する意思が強いことの表れである。産業発展の規範化に伴い、新しい技術や製品が尽きることなく生まれている。規範の応用がますます深まる中で、関連標準の制定は焦眉の急になっている。時代とともに標準を進歩させて、産業発展推進器にすることが必要である。政府レベルにおいて標準体系を可及的速やかに確立しなければならない。また、各企業や機関が標準制定に参加するよう奨励して、中国の太陽光発電製品の品質と競争力を、力を合わせて向上させるべきである。

 (慧聡電子網 4月13日)