27日、国家発展改革委員会(NDRC)は中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油化工(SINOPEC)が東北3省、山東、陝西、四川等の地方製油所と協力を展開し、条件に適った製油所に原油を提供して、そこから石油製品を買い入れるよう指導した。

　すでに東北の地方製油所には、CNPCから原油供給の保証を得て、休止していた製油プラントを再稼働する企業もある。

　10月に入ってから、一部地区で軽油が逼迫しているが、これは、国際市場における石油価格の持続的上昇や、国内石油製品価格の逆ザヤのため一部の地方製油所の稼働率が十分でないこと、冬季に入って軽油消費が増加していることに原因がある。

　発展改革委員会筋によると、全国には合計76社の地方製油所があり、その90％以上は東北3省、山東、陝西、四川等にある。76社の地方製油所は国内市場の約8％のシェアを占める。業界筋の見積もりでは、CNPCとSINOPECからの原料供給が保証されれば、地方製油所の総生産量は20％以上増えるだろう。

　（中国石化新聞網 11月29日）