発展改革委員会は6月9日より石油製品価格を引き下げると発表した。ガソリンは1トン当たり530元、軽油は510元引き下げる。価格調整後のガソリンは1リッターにつき0.39元、軽油は0.44元下がる。

　国家情報センター経済予測部の高輝清氏によると、今回の石油製品価格引下げは国の石油製品価格決定の仕組みに従った操作であり、これまでの市場動向に合致している。最近、国際石油相場が比較的急速に下落している、今回の石油製品価格引下げも市場に対する必然の反映である。

　今回の石油製品価格引下げが中国の当面の経済社会に及ぼす影響について、高輝清氏は、目下中国経済は好転しつつあり、インフレ圧力も小さくなっている中で、石油製品価格引下げは経済成長を一定程度促進すると指摘する。

　（中国網 6月8日）