「民間資本が交通、水利、電力、石油、天然ガス、通信、土地整備や鉱産資源探査開発等の基礎産業並びにインフラ分野へ参入することを支持する」。先頃公布された《江蘇省民営経済第12次５ヵ年発展規画》にはこのような明文規定が設けられている。

　江蘇省の計画によると、全省の経済成長よりも高い民営経済の成長水準を維持して、第12次５ヵ年規画期末には民営経済規模を4兆元にするよう努め、新規雇用の75％を吸収するようにし、省の税収総額に占める比率を年平均で0.5ポイント引き上げる。

　そのため、江蘇省は、党中央・国務院及び省委員会・省政府の民営経済発展奨励・支援・誘導に関する各種政策措置を貫徹、実施し、民営経済の発展にとって有利な環境を形成する。公平な競争の体制と仕組みを完備し、参入のハードルを一層引き下げ、産業に対する制限を減らす。民間投資分野の制限を緩和し、在来の独占業種や分野に民間資本が参入することを支持する。民営企業に対する金融サービスを強化、改善し、民営企業への融資規模と比重を拡大する。民営企業の借入コストを適性に引き下げるために効果的な措置を講じる。民営企業創業投資誘導基金を設けて、民営企業の創業、イノベーション、グレードアップを後押しする。

　（能源局ウェブサイト 7月25日）