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中国
【新エネルギー】

科学技術部が新エネルギーの重点研究とモデル推進を奨励 (12/09/19)
2012/9/26
中国【新エネルギー】

 9月16日、科学技術部の王志剛副部長は第4回中国太原国際エネルギー産業博覧会において、「科学技術部はエネルギーに対する支援をさらに拡大する。新エネルギー産業化技術の重点研究とモデル推進を引き続き強化する」と表明した。王志剛副部長は以下のように述べた。

 中国は目下方式と構造の転換・調整にとって最も重要な時期にあり、エネルギー構造の調整とエネルギー消費の低減を高度に重視してクリーン・エネルギーを積極的に開発している。

 石炭等の在来型化石エネルギーの主な任務は、排出を減らし利用効率を高めることであり、一方、新エネルギーと再生可能エネルギーの主要任務はコストを下げ、大規模応用を進めることである。これらはみな科学技術の発展と利用にかかっている。エネルギー問題を解決するには科学技術のイノベーションこそが鍵になる。科学技術のイノベーションに依拠して、安定的、経済的、安全でクリーンなエネルギー供給システムを構築し、エネルギーの持続可能な発展によって、中国の経済と社会の持続可能な発展を支えなければならない。

 科学技術部は今後省エネとエネルギー効率向上技術の発展に力を入れ、クリーン・コールと石炭ガス化技術の利用を強化し、風力、ソーラー、バイオマス等の再生可能エネルギーの発展に注力する。また、キーテクノロジーのボトルネックを打開し、エネルギー構造の調整を促進し、電力グリッド技術の発展を加速し、原子力の発展を前向きに推進する。新エネルギー車、省エネ建築、クリーン生産、エコロジー建設等の新エネルギー産業化技術の重点研究とモデル推進を強化する。炭素税政策実施標準並びに実証プロジェクトを推進し、政策誘導と知財権保護の面での措置を強化、完備する。中国は知財権保護を前提に世界各国とエネルギー研究、キーテクノロジーの開発や産業化の面において高度で実務的な協力を展開し、中国のエネルギーの進歩をより高い次元において推進する。

 (中国電力新聞網 9月19日)