今年1〜10月の中国の石炭輸入量は合計2.2億トン、前年同期比33.5％増加した。平均輸入価格は1トン103.3ドル。10月の石炭輸入量は1,700万トンで、引き続き前月比で減少した。輸入量の大幅な増加と対照的に、石炭輸出は依然減少傾向を示している。今年1〜10月の石炭輸出量は合計789万トン、前年同期比38.8％減少した。輸出額は13億6,695.8万ドル、前年同期比42.7％減となった。

　1〜10月のコークス及びセミコークスの輸出は91万トン、前年同期比70.8％もの大幅減となった。輸出額は4億177.4万ドルで、71.4％減。

　今年1〜8月の中国の石炭輸入量は合計1.85億トン、前年同期比46.3％増となり、8月時点で2011年の年間石炭輸入量を超えた。しかし、7月に中国国内の石炭価格が大幅に下落し、国内外の価格差が縮まったため、石炭輸入量は前月比では2ヵ月連続で減少した。8月の輸入量は2,044万トン、前月比で383万トン、15.8％減少し、前年同期比では0.7％減少した。9月の石炭輸入量は初めて2,000万トンを割って1,863万トンに下がり、数ヵ月連続の猛烈な増加に終止符が打たれた。今年の通年の石炭輸入量は2.5〜2.6億トン前後になると予想される。

　（中国能源網 11月13日）