今年の天然ガス生産量は前年比27.9％増の210億m3に達する見通しで、全国第1位となる。生産量200億m3の大台に乗った省は新疆が初めて。

　専門家によると、旧ガス田の着実な成長と新規のガス田発見の続いたことが、新疆の天然ガス生産量急増の理由である。中でも西気東輸の主要ガス源である克拉2ガス田の今年の生産量は過去最高を更新し、100億m3を突破した。これによりタリム油田の今年の生産量は150億m3に上昇するだろう。

　また、1,000万トン級の克拉瑪依油田は目下大油田から大型ガス油田に変化しつつあり、昨年発見された埋蔵量300億m3の瑪河ガス田は今年12月に生産を開始した。同ガス田は日量130万m3に達している。

　新疆の天然ガス埋蔵量はほぼ11兆m3に上り、全国陸上天然ガス総資源量の28％を占めると予想されている。現在の確認埋蔵量は1.25兆m3。

　新疆の天然ガス生産量は2006年に161億m3に達し、四川省を抜いて中国最大の天然ガス生産及び対外輸送地区となっていた。

　（緑港燃気資訊網 12月17日）