先日開かれた2013年IT・スマートグリッド建設サミットにおいて、中国電力企業聯合会産業発展企画部の関係者は、目下起草作業中の電力事業第12次５ヵ年発展規画において、スマートグリッドが重要なファクターになることを明らかにした。今後、中国電力企業聯合会はスマートグリッドの研究計画を強化する。

　消息筋によると、国家レベルのエネルギー第12次５ヵ年規画草案もほぼ完成しており、目下意見聴取の過程にある。同規画案にもスマートグリッドが盛り込まれているが、スマートグリッドの具体的な計画内容はなお検討を要する。例えば、情報化をどのような形でスマートグリッドに盛り込むのか、どのように技術と製品の研究開発を進めて、一体化されたスマートグリッドを形成するのかなどの問題である。

　前出の関係者によると、今年末までに電力事業第12次５ヵ年規画が公布される予定である。中国電力企業聯合会が策定に当たる電力事業第12次５ヵ年規画においてスマートグリッドは重点の一つになる。スマートグリッド分野の計画について、中国電力企業聯合会は毎年流動的に調整を施す計画である。マクロ経済及び政策の変動に伴い、スマートグリッドの発展計画に応分の調整を行うためである。また、中国電力企業聯合会はスマートグリッドについて年1回、発展報告を発表する。スマートグリッドは新興産業であり、多くの技術的、資金的支援を要するからである。

　（中国工控網 4月10日）