中国海洋石油(CNOOC)は5月6日、ブリティッシュガスグループ(BG)と一連の合意文書に調印したと発表した。20年間にわたり年500万トンのLNGをBGから購入する。また、CNOOCは19.3億ドル投じてオーストラリア・クイーンズランド州カーティスLNG事業の保有権益を増やすことになる。CNOOCとBGは2012年10月31日の枠組協定においてカーティスLNG事業権益の譲渡とLNG売買について規定していたが、今回の合意文書調印はその合意条項をさらに明確にするものになる。 今回の合意により、BGは2015年からCNOOCへのLNG供給を開始する。エネルギーの供給源は世界のLNG資源を組み合わせる形になる。この契約が調印されると、CNOOCのLNG中長期契約量は年間2,160万トンに達する。 また、CNOOCは今回の一連の合意文書により、カーティスLNG事業の最初の生産ラインに対する保有権益を従来の10%から50%に増やす。また、CNOOCはクイーンズランド州スラト盆地ワロン鉱区の一部におけるBG所轄の資源量並びに埋蔵量の権益を従来の5%から25%に増やす。さらにCNOOCはクイーンズランド州ボーエン盆地及びスラト盆地の一部上流鉱区の権益25%を獲得するとともに、カーティスLNG事業の将来の生産ラインに対して25%以下の株式参加を行う選択権を獲得する。 その他にも、CNOOCはBGとの共同出資により、中国においてLNGタンカー2隻を建造する。 2012年のCNOOCのLNG輸入量は1,100万トンに達している。CNOOCは広東、福建、浙江、上海に4ヵ所のLNGターミナルを完成させており、目下建設を進めている珠海、海南、深圳のLNGターミナルも今後数年内に次々と稼動することになる。 (証券時報網 5月13日)
中国海洋石油(CNOOC)は5月6日、ブリティッシュガスグループ(BG)と一連の合意文書に調印したと発表した。20年間にわたり年500万トンのLNGをBGから購入する。また、CNOOCは19.3億ドル投じてオーストラリア・クイーンズランド州カーティスLNG事業の保有権益を増やすことになる。CNOOCとBGは2012年10月31日の枠組協定においてカーティスLNG事業権益の譲渡とLNG売買について規定していたが、今回の合意文書調印はその合意条項をさらに明確にするものになる。
今回の合意により、BGは2015年からCNOOCへのLNG供給を開始する。エネルギーの供給源は世界のLNG資源を組み合わせる形になる。この契約が調印されると、CNOOCのLNG中長期契約量は年間2,160万トンに達する。
また、CNOOCは今回の一連の合意文書により、カーティスLNG事業の最初の生産ラインに対する保有権益を従来の10%から50%に増やす。また、CNOOCはクイーンズランド州スラト盆地ワロン鉱区の一部におけるBG所轄の資源量並びに埋蔵量の権益を従来の5%から25%に増やす。さらにCNOOCはクイーンズランド州ボーエン盆地及びスラト盆地の一部上流鉱区の権益25%を獲得するとともに、カーティスLNG事業の将来の生産ラインに対して25%以下の株式参加を行う選択権を獲得する。
その他にも、CNOOCはBGとの共同出資により、中国においてLNGタンカー2隻を建造する。
2012年のCNOOCのLNG輸入量は1,100万トンに達している。CNOOCは広東、福建、浙江、上海に4ヵ所のLNGターミナルを完成させており、目下建設を進めている珠海、海南、深圳のLNGターミナルも今後数年内に次々と稼動することになる。
(証券時報網 5月13日)