6月19日ロイター電によると、中国石油天然ガス集団(CNPC)は19日、傘下の中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)が中国で最もシェールガス資源が豊かな地区においてシェールガスパイプラインの建設を開始したと発表した。中国初のシェールガス専用パイプラインになる。

　同パイプラインは全長93キロ、四川長寧鉱区と既存の雲南向け天然ガスパイプラインを繋ぐ。設計上の輸送量は1日450万m3。ロイターの報道によると、世界最大のエネルギー消費国である中国は世界最大のシェールガス埋蔵量を有していると見られる。中国は米国に倣ってシェールガス開発で躍進を遂げることを期待している。しかし、地質構造が複雑であり水資源も乏しいため、中国のシェールガス開発は技術と環境の二重の課題に直面している。

　もっとも、Bernstein Researchのアナリストは中国が主要シェールガス生産国になる上での技術能力に自信を示している。

　（環球時報 6月20日）