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【石油・天然ガス】

露Rosneftが7月末より中国への追加石油輸出を開始 (13/08/05)
2013/8/9
中国【石油・天然ガス】

 ロシア石油会社Rosneft筋は、同社が7月29日から中国への契約外の追加石油輸出を開始したと表明した。

 今回の追加輸出はRosneftと中国石油天然ガス集団(CNPC)の合意に基づく。8月末までに7月期の追加輸出量の全てを供給する見通しである。

 7月初頭にはRosneftとCNPCは中国への追加石油輸出について所要の合意文書に調印していた。一方、石油パイプライン輸送会社Transneft総裁顧問Igor Dyominは中国への石油輸送を増やすと表明したが、未だ文書は調印されていない。7月の追加石油輸出は11.4万トンで、2013年の毎月の平均輸出量は130万トンから約142万トンに増加する。Dyomin顧問は、もし月末までに追加輸送の契約が調印されなければ、Transneftは輸送を停止する可能性もあると述べた。

 現在RosneftとTransneftは中国へ毎年1,500万トンのロシア原油を輸出している。今年、Rosneftは対中輸出量を80万トン増やし、来年は200万トン増やす。そして2015年には1,500万トン増やす。ピーク時にはRosneftの対中輸出量は年間3,100万トンに達する。

 これより先、セーチンは、Rosneftが25年間で中国へ約3.6億トン、金額にして約2,700億ドルの石油を輸出する計画であると表明していた。契約によると、Rosneftが2038年上半期までにCNPCへ輸出する石油は3億2,530万トンに達し、2014年1月1日から2019年1月1日までの年間輸出量は3,500万トンになる。

 (中国石化新聞網 8月5日)