ロシアのプーチン大統領はロシアがLNG輸出の自由化も含め、アジア太平洋地区の諸国とのエネルギー分野における協力を拡大するよう計画していると表明した。

　プーチン大統領はAPEC首脳会議において、「ロシアは天然ガスの大部分を欧州諸国に輸出しているが、同時にアジア太平洋地区経済の急成長を保障する上でエネルギーの果たす役割がますます大きくなっていることも認識している。ロシアはそうした面で負うべき責任を明確に認識しており、そのためアジアのパートナーとエネルギー分野の協力を拡大するつもりだ」と述べた。

　プーチン大統領は、この協力には天然ガス、ハイテクや原子力が含まれると指摘した。また、ロシアは中国及びインドとのエネルギー協力の発展に前向きであり、「ポストフクシマ時代の原子力安全原則」に基づき一連の大型原子力事業も成功させると表明した。ロシアは水力発電でも国内で一連の大型事業を実施に移しており、ロシアからアジア太平洋諸国への電力輸出も可能になるとのことである。プーチンはそうした面でも協力を拡大すると述べた。

　（俄新網 RUSNEWS.China 10月8日)