中国社会科学院研究生院国際エネルギーセキュリティ研究センターがまとめた《世界エネルギー青書：世界エネルギー発展報告（2013）》が発表された。中国社会科学院の関連研究所、国家発展改革委員会、工業情報化部、中国石油大学等が編集に参加した。最近、米国のシェールガス開発をめぐって環境汚染や水資源利用といった問題が幅広い論議を呼んでおり、一部の州は当面シェールガス開発を禁止し、米国環境保護局もシェールガス開発の環境影響問題について調査と研究に着手した。

　今回発表された《世界エネルギー青書》によると、中国のシェールガス開発はまだ模索段階にあり、環境汚染防止等の監督管理システムは未だに議事日程に上っていない。しかしながら、中国がいかなるシェールガス開発方式を採用するにせよ、環境問題は常に関心の焦点になる。現段階では中国は米国のシェールガス環境監督管理の最新動向を把握するとともに、中国の実情に合わせた管理プランの研究や実践の試みを展開する必要がある。そして、シェールガス開発の健全な監督管理システムを確立し、実効的な措置を実施して、開発初期において監督管理の不備に起因する環境破壊や経済損失を出来る限り小さくしなければならない。

　（網易財経 12月19日）