ノーボスチ通信5月21日電によると、長年の交渉を経て、中国とロシアはようやく天然ガス売買契約に調印した。期間30年、総額4,000億ドルに上る巨額の契約はプーチン大統領訪中の最大の成果の一つになるが、これはロシアがアジアに対してエネルギーの窓を正式に開いたことを示すものになる。ロシア政府は、今回の天然ガス供給契約はEU市場に取って代わるものではなく、同等の条件で欧州市場を補充するものであると強調している。

　制裁を受けているロシアはエネルギー輸出の拡大と多元化戦略を展開しているが、その中には「サウスストリーム」プロジェクトも含まれる。プーチンは、中露両国のいずれも価格条項やその他の条件について満足を表明していると述べた。

　（中国商務部ウェブサイト 5月26日）