中国の特高圧(UHV)設備産業の発展は電力事業の発展状況や発展動向と密接に関連している。電力事業は国民経済の基礎部門であり、国は電力事業に対して産業政策面で重点的に支援してきた。また、中国政府は特高圧設備を中心に技術イノベーションを支援し、そのため、特高圧設備産業は研究開発を一貫して強化し、自主イノベーション能力を高め、製品構造の調整において打開的な進展を遂げた。

　《電力事業第12次5ヵ年規画》は、2015年に華北、華東、華中における特高圧電力網の「三縦三横一環網」の基幹ネットワーク構造を完成するとともに、11本の特高圧直流送電事業の建設を明確に打ち出している。この計画が中国の特高圧設備産業の急速な発展を促すことは間違いない。

　国家電網公司の計画によると、2015年には特高圧交流基幹ネットワークを華北、華東及び華中の区域電力網と連結し、「三縦三横」の「三華（華北・華東・華中）同調電力網」を形成する。さらに2020年には「五縦六横」の構造を形成することになる。《特高圧第12次5ヵ年規画》が議決されると、中国の特高圧関連産業の発展が大いに促進され、市場規模は1兆元を超える。特高圧関連企業に高速発展期が到来する見込みである。

　（中国産業研究網 6月16日）