タイ石油公社PTT傘下の石油探査開発会社であるPTTエクスプロレーション&プロダクション社(PTTEP)が7日、フランスのトタル並びにバングラデシュのTullow社との間でバングラデシュの天然ガス探査に関する契約に調印したと発表した。PTTEPはプロジェクトの株式の30％を保有することになる。

　このプロジェクトではチッタゴン管区の沿海地区にある2つの鉱区において天然ガスの探査を行う。この地区は現在操業中のガス田の間に位置することから、天然ガス開発の大きなポテンシャルを備えていると見られる。

　国内のエネルギー需要が拡大しているタイ国は海外の至るところで石油・天然ガス資源を模索している。PTTEPは昨年、エジプト、バーレーン、ニュージーランド、オーストラリアへの投資を拡大したが、マルット・マルカタット社長は、今回の契約が成立したことで、PTTEPは南アジア地域への進出を果たし、新たな領域に業務を拡大することになると表明した。

　（中国石化新聞網 1月9日）