国家能源局など3部門は先頃《石炭の安全・低公害開発並びにクリーン・高効率利用の促進に関する意見》を通達し、石炭の加工・転化の水準を適切に高めて、従来の燃料一本やりから石炭を原料とともに燃料としても重視する路線に転換するよう求めた。

　同意見書は、節水・環境保護・高効率を原則として、石炭のコーキング、ガス化、液化、SNG（代替天然ガス）、CTO(コール・トゥ・オレフィン)などキーテクノロジーの重点研究開発と実証を引き続き推進すること、石炭の総合利用効率を高めること、エネルギー消費、資源消費及び汚染物の排出を低減し、クリーン生産を実現することを明確にしている。また、意見書は現代的石炭化学工業を適正に発展させなければならないとも指摘している。最も厳正な環境保護要件と水資源の供給を前提に、現代的石炭化学工業の高規格・高水準の発展に向け、統一的な計画と合理的な部署を進める。さらに、条件の整っている地区では石炭の等級別、品位別の利用を前向きに推進する。さらに、褐炭資源開発の最適化を進め、低品位石炭の品質向上技術の研究開発と実証を奨励し、低品位炭産地において等級別品質向上を推進して、石炭利用の付加価値を高めるのである。

　意見書は、石炭利用における汚染物排出を減らさなければならないとも指摘している。資源化が可能な排煙脱硫や脱窒素技術を推進し、微小粒子物（PM2.5）、硫黄酸化物、窒素酸化物、重金属等の複数の汚染物の同時制御技術の研究と応用を推進する。汚染物排出協力制度を厳格に運用し、排出標準と総量規制要件を実行して、微小粒子物の排出規制を強化する。また、石炭深加工の廃棄物転化技術と管理技術を研究する。

　（2月22日 新華網）